民藝 MINGEI -Another Kind of Art展@21_21

少し前に出かけた、21_21の民藝展。
ひとつひとつの展示作品も良いけど、作り手たちのインタビュー(映像作品)がとても良かった。制作者の息遣い、普段の様子が観られるのってやはり特別な感じがする。そして欲しいものが増えて困る。。

写真4枚目の「打テヤ モロ手ヲ」は、なぜ両手を打って悦ばないのか、讃嘆しないのか……という批判と戒めを。しばらく前から、ポジティブな気持ちはあえて口にするように意識してるけど、そこに通じるような意思に触れられて心強くなる。全体通じて、予想以上にいい企画展だったので満足。

ちなみに「打テヤ モロ手ヲ」の作品については、柳宗悦による「心偈(こころうた)」の文章がそばに掲示されていたので思わず全文メモ。もっと世の中を、今を生きることを楽しまないとね。

ほれぼれと見守るものを、いつも眼前に見るがよい。幸いこれに如くものはない。「モロ手」は両手である。なぜ両手を打って悦ばないのか。賛嘆しないのか。考えると、讃ゆべき光景が、如何に吾々のために、沢山用意されていることか。即刻に這裡に、その輝かしいものが現前する。どうしてそれを見ないのか。人間は何時だとて、仰ぐべき本尊を心に持つがよい。物にも持つがよい。上は釈迦牟尼仏から、下は一枚の布、一個の壺でもよい。もろ手を打って、讃ゆべきものを持つことが出来れば、生活は輝く。何故なら、人間はこれで謙譲や、反省や、精進や、清浄や、もろもろの徳に交わる縁と、固く結ばれるに至るからである。
心偈(こころうた)Verse from the heart / 柳宗悦・1950年代

▼東京ミッドタウン 21_21
http://www.2121designsight.jp/program/mingei/