見る、知る、感じる─現代の書

子どもの作品を観たあとは、同じ東京都美術館の別フロアで開催されていた「見る、知る、感じる─現代の書」展に。

画家 村山槐多の詩文集『槐多の歌へる』を1冊まるごと、約600ページ相当(!)を1年かけて5,000mに渡り書き連ねた作品はまさに滝のよう。フォントや組み付けで文章の内容も印象が変わることがあるけど、この槐多の歌へるもそうなのかな。スタッフさんとも話したけど、重ならないように展示するのがとても大変だったそう。
もうひとつ、面白かったのが菊山武士さんの「どしゃぶりのあめ」「雨を聴く」「驟雨」などの雨の連作。制作年は違うけど、それぞれが窓越しにいつかの雨の情景を眺めているようで、さらに音まで聞こえてくような感覚に。
千葉蒼玄さんの311鎮魂の作品も圧巻だったな。

見終わって思うのは、墨書は水のイメージに親しいな、ってことと、言葉をダイレクトに扱うだけに、意味や音まで連想されるのがおもしろいな、と。
日頃当たり前のように使っている日本語のイメージが、こんなに振り幅広くなるってのも発見でした。

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